超撥水風呂敷『ながれ』officialサイト >> 超撥水とは - water repellent -
風呂敷を進化させたのは、日本の最新技術でした。
『ながれ』の生地に施された耐久撥水加工『
水泳の世界トップアスリートの水着にも利用されている技術ですが、元々は赤ちゃんのオムツカバーに使われていた技術を発展させたものです。
50回の洗濯にも耐える高い品質と性能を求め、より人や環境にやさしい製法を求めて、わたしたちは日々研究を続けています。
古より織物業で栄えた織都・桐生から、新しい風呂敷文化を世界に発信してまいります。
「超撥水」(superhydrophobe)とは、高い撥水性によって「水滴が面に対しておおよそ150°を超える接触角で接する現象」のことをいいます。
右写真の上が通常の撥水(接触角:約110°)、下が超撥水(接触角:約160°)です。接触角が大きいほど水滴は「水玉」に近くなり、転がりやすくなります。
超撥水は主に水とフッ素の表面張力の差を利用しています。
イメージとしては、フライパンのテフロンコーティングと同じです。
生地の繊維(フィラメント)の一本一本に炭化フッ素を付着させることで、水を撥じく布が生まれます。
織り目を塞いでいないため、通気性が保たれているのが「防水」との違いです。
ムレないので、スカーフやひざ掛けがわりにもお使いいただけます。
わたしたち朝倉染布独自の耐久撥水加工『dewelry®』では、PFOA(パーフルオロオクタン酸)という物質を含まない環境適合型の撥水剤を使用しています。
『ながれ』に施した『dewelry®』加工は、撥水性能の洗濯耐久性が高いのも特徴です。
風呂敷の生地の種類により多少差がありますが、50回の洗濯後でも撥水性能はほとんど低下しません※。
実は、環境適合型のPFOAフリーの撥水剤を使用してこれだけの洗濯耐久性をもたせることは非常に難しいことなのですが、長年の撥水加工のノウハウを駆使し、高い撥水性と洗濯耐久性を両立させました。
わたしたちのちょっとした自慢です。
※JIS L 1092の撥水度試験(スプレー法)にて4級以上